2018年6月26日に、トヨタ新型220クラウンが販売されました。
あるとき、トヨタの営業マンから電話がかかってきて「新型クラウンの試乗に来ませんか?」と言われたので、新型クラウンを試乗しにいくことに。
レクサスのような高級セダンを所有しているユーザーには、営業マンがお客様に連絡をして、試乗をすすめているそうです。
トヨタについて、早速新型クラウンを目の前にしました。
今回試乗させてもらったのは、新型220クラウン・3.5RS Advance。
新型クラウンの中でも最上級グレードのハイブリッド車で、新車車両本体価格が6,906,600円します。
2.5RS Advanceもあったのですが「お客様が所有されているお車は4,600ccですので、試乗していただくクラウンは3.5Lのものでないと物足りなさを感じると思いまして。」とのこと。
細かいところまで考えてくれていますね。
では実際に新型220クラウンについてみていきましょう。
トヨタ新型クラウン3.5RS Advance HYBRIDの試乗
新型220クラウンのエクステリア
新型220クラウン3.5RS Advanceのエクステリアは、次のようになっています。
フロントは、3眼LEDヘッドランプ+LEDクリアランスランプ+ヘッドランプクリーナーが、前からの存在感を際立たせています。
LEDクリアランスランプは、デイライト機能、おもてなし照明がついているため、遠く離れた車や人にも気づいてもらうことが可能です。
LEDシーケンシャルターンランプ(流れるウインカー)は、最近の高級グレードの車に採用されるようになりました。
リアでは、左右4本出しのマフラーが上質さを感じさせてくれます。
トランクスポイラーは、高級感の中のアクセントに。
18インチアルミホイールは、RS仕様専用のもので、スパッタリング塗装されているため、走っているその姿はスタイリッシュさそのもの。
街なかを走っていると、多くの方からの視線を集めるほど、オーラが出ている1台です。
新型220クラウンのインテリア
今回試乗した新型220クラウン3.5RS Advanceのインテリアは、以下のようになっています。
シートは、ブランノーブ+合成皮革で、肌触りがよく、優しく乗っている方を包み込みます。
運転席・助手席は電動パワーシートになっているため、ボタン1つで自分の好きな姿勢・角度に調整可能です。
メーターは、オプティトロン2眼メーターで、シンプルで見やすい構造に。
メーター中央は、デジタルの速度表示だけでなく、マルチインフォメーションディスプレイが設定されているため、周囲の情報がメーター内に表示されます。
インパネ中央部のダブルディスプレイは、従来のディスプレイの位置だと、目線を少し下げて運転しないといけませんでしたが、安全性への配慮から、上下のダブルディスプレイを装備。
上部の遠視点ディスプレイは、運転時に焦点を合わせやすくなっており、下部のトヨタマルチオペレーションタッチは、スマートフォンと同じタッチパネル式で、非常に使いやすくなっています。
前席の天井LED照明は、タッチセンサーが付いており、手をかざすだけで照明のON・OFFが可能。
オプションパーツのデジタルインナーミラーも装着されていて、車両の後ろの様子が鮮明にカメラ映像で見れるため、安心して運転することができます。
新型220クラウンの走行性能
いざディーラーを出発して、店舗前の幹線道路を走行。
ゆっくりアクセルペダルを踏むと、ECOモードで走行するのでとても静かです。
しばらく走行して国道に出ると、しばらく信号もなく他の車もいなかったため、強めにアクセル踏み込むと、ストレスなく制限速度の60km/hまで加速します。
サスペンションはエアサスではなく、マルチリンク式コイルスプリングですが、TNGA構造の低重心の新型クラウンは、安定した心地の良い乗り心地を実現。
快適な走りを実現しながらも、燃費性能は18.0km/Lですので、ガソリン代に関しては、それほど家計に大きなダメージはないでしょう。
軽快な走りをしていたことに間違いないですが、トヨタ・30セルシオやレクサス・LSと比べると、加速性には物足りなさを感じました。
コーナリングは、さすがトヨタのTNGAが採用されているように、低重心な構造をしていることから、車体が大きく左右に振られることはありません。
ゆったりと車に乗りたい方にとって、新型220クラウンは最適の車といえるでしょう。
新型220クラウンの安全装備・快適装備
新型220クラウンには、最新のToyota Safety Senseが搭載されているため、さまざまな視点からクラウンに乗っている方を守ってくれます。
快適装備では、イージークローザー、スマートエントリー&スタートシステムなど、多機能性にも優れている1台です。
安全装備については、さすが新型の車と納得させられました。
快適装備も独立式エアコンなど、乗っている方を満足にさせる装備がたくさん搭載されています。
ただトヨタ・30セルシオやレクサス・LSと比較すると「ようやくこの機能がクラウンにも搭載されたのか」と感じます。
トヨタ・セルシオはレクサス・LSに移行し、トヨタの中でセンチュリーを除いては高級車の位置づけである新型クラウン。
あまりにも多機能になると、新車車両本体価格を上げなければならないことも理解できますが、高級車だからこそ、次期新型クラウンは、より安全で快適な車を目指してほしいと思います。
新車車両本体価格が高くなっても、クラウンには根強い人気がありますので、自信をもって販売していいでしょう。
今回の新型220クラウンも、目標販売台数をはるかに越した販売台数になったわけですからね。
まとめ
今回は新型220クラウンの試乗レポートをお伝えしました。
新型220クラウンは、ストレスなく快適な走りをしてくれることに加えて、安全装備・快適装備も充実していますので、トヨタの高級車としての躍進をこれからも続けていくでしょう。
私も新型220クラウンの記事を書いたり、パンフレットを見たりしましたが、やはり試乗すると五感すべてを使って新型クラウンを実感することができました。
新型220クラウンは、上質な車であることは間違いありません。
さいごにこんなお土産までもらいました。
トヨタの営業の方、ありがとうございました。
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