車の自社ローン!審査落ちはある?保証人・利息は必要??実際に利用してみた

ローン
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1. はじめに

中古車が欲しいけれど車を買うまとまったお金がない。

ローンを組みたいけど、ブラックリスト、過去に任意整理、滞納履歴があり、自分の信用情報にそれらの履歴がある可能性がある…。

これらに該当する方が一般の自動車ローンの審査を受けても審査落ちする可能性が高いでしょう。

最近では中古車販売店が「自社ローン」を取り扱っているところが増えてきていますが、車の自社ローンとはどのようなものなのでしょうか?

今回は、車の自社ローンを実際に利用した状況をご紹介します。

2. 車のローンには3つの種類がある!

車を購入するときに自動車ローンを組む方が多いでしょう。

具体的に車のローンには以下の3つの種類があります。

ディーラー系の自動車ローン

ディーラーで中古車を購入する場合は、ディーラー系の自動車ローンが用意されています。

例えば、トヨタの場合はトヨタファイナンスという会社が、自動車ローンを用意しているのです。

ディーラー系の自動車ローンは、ブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などの個人情報が照会されるため、これらの経歴が残っている場合は、ローンの審査に合格できません。

最近ではそれら以外に、携帯料金の滞納や奨学金の滞納など、支払い関連にキズがついていると審査に通る可能性は極めて低くなります。

ディーラー系の自動車ローンの利息は年率3.9%などが一般的です。

銀行系の自動車ローン

ディーラー系の自動車ローンの審査が通らなかった場合でも、銀行系の自動車ローンの審査に合格することがあります。

銀行でも、ブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などの個人情報が照会されるため、これらの経歴がある場合は審査に合格できません。

銀行系の自動車ローンの審査を受ける際は、どこの中古車販売店で車を購入する予定なのかを証明するために、中古車販売店が発行する見積書が必要です。

銀行系の自動車ローンの魅力は低い利息で、銀行によっては年率1%前後の自動車ローンを取り扱っている銀行もあります。

一般のオートローン

ディーラー系の自動車や銀行系ローンの審査は一般的に厳しいと言われています。

これらのローンの審査に通らなかった場合でも、オリコ(オリエントコーポレーション)やアプラスといったオートローンを取り扱っている会社で審査を通すと合格する場合があります。

とはいっても、ブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などの個人情報が照会されるため、これらの経歴がある場合は、審査に合格できる可能性は低いです。

ただディーラー系ローンや銀行系ローンほど審査が厳しいわけではないといわれており、利息は5.8%前後以上と高いですが、審査を合格すれば希望の中古車を購入することが可能です。

ローンの審査に合格するための条件とは?

上記の3つのローンは、ブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などの個人情報が照会されるため、これらの経歴がある場合は審査に合格できないのが原則です。

また年収が低い、居住年数が短い、勤続年数が短いなども、審査に影響を及ぼします。

とくに年収は注目されるところで、年収の3分の1以下の中古車価格でなければ審査に合格するのは難しいでしょう。

3. 自動車ローンが通らないときに頼れる「自社ローン」

ディーラー系の自動車ローン、銀行系の自動車ローン、一般のオートローンの審査に合格できなかった場合、多くの方は車の購入を諦めるでしょう。

しかし最近では「自社ローン」といって、前述の3つのローンとは異なり、中古車販売店が独自に分割制度を設けていたり、自社ローンを専門に扱っている会社ができているのです。

自社ローンはブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などがあっても、現在支払い能力があるかでローンの合否を判断します。

言いかえるとブラックリストや、過去の任意整理、滞納履歴などがあっても車を購入することができるのです。

しかも中古車販売店や自社ローンを取り扱っている会社は貸金業法に基づく融資をするところではないため、利息が0%というのが魅力です。

「利息が0%!?それならオートローンより自社ローンのほうがお得なのでは??」とお思いでしょう。

しかし自社ローンは利息がとれない分「保証料」や「手数料」をとって利益を得ています。

中古車の支払総額に保証料・手数料を加えると、オートローンで車を買うよりも高額になるのが一般的ですので、このようなリスクがあることは知っておいてください。

では実際に中古車販売店や自社ローンを取り扱っている会社とのやり取りをご紹介しましょう。

UC-Next

UC-Nextは社会貢献型ローン専門店として、自社ローンを利用しながら中古車の購入ができる中古車販売店です。

ホームページ上の「ローン申し込みフォーム」より必要事項を入力して送信すると、UC-Nextが独自に審査を行ないます。

フォームを送信して5日が経過しても審査の結果が返ってこなかったため、直接UC-Nextに問い合わせると、審査には通常1週間程かかるとのこと。

8日、9日経過しても審査結果がこないため、再度問い合わせると審査に合格することができませんでした。

審査経過や審査結果の連絡がなかなか来ないことに不安を感じる方は、UC-Nextに明確な審査結果の日時を聞いておくことをおすすめします。

ASFINE(アスファイン)

アスファインのホームページには自社ローンの申し込みフォームはありませんので、お問い合わせフォームから自社ローンについての問い合わせをする必要があります。

基本的にホームページ上に載せられている中古車を販売していますが、車探しの手伝いもしてくれるそうです。

ただ自社ローンを利用できる車種が決まっているようですので、希望の車種で自社ローンが利用できるとは限りません。

特定の車種をあげて問い合わせをしたところ、他の会社の自社ローンを利用してくださいと返信があり、それに対して疑問点をメールで送信したのですが、それに対しての応対がありませんでした。

きちんとした回答がほしい方は電話でやり取りしたほうがいいでしょう。

お手頃中古車専門店Proud(プラウド)

プラウドはホームページ上のお問い合わせフォームより、自社ローンの問い合わせをする形になります。

基本的にお住まいの近くにあるプラウドが窓口となり、遠方の店舗の在庫車両がほしい場合は、自分で店舗に出向くか、車を陸送してもらうことになるのです。

プラウドはメールで問い合わせをしてもレスポンスが良く、24時間以内にきちんと返信してくれました。

見積書もメール添付で送信してくれますので、接客対応については満足できるでしょう。

ただ登録代行費用や管轄外登録費用が高額であること、保証内容はプラウドが指定したものになりますので融通が利きません。

また自社ローンで購入した車にはGPSが取り付けられ、GPS本体代や取付工賃など、90,000円相当がお客様の負担になります。

これまでに自社ローンで車を購入した方に飛ばれた経験があるのか、自社ローンの返済期間中はGPSの取り付けが義務です。

ただお客様が支払いを滞納したり、保証人と連絡が取れなくなったりした場合のみGPS検索をかけますので、普段から監視されているわけではないようです。

お客様からするとプライバシーの心配がありますが、お客様に飛ばれる可能性がゼロではない以上、仕方ないのかもしれません。

T.L.Assist

TLAは一部の一般の中古車販売店と提携している自社ローン会社です。

お客様がTLAと提携している中古車販売店で車を購入する場合、中古車販売店がお客様にTLAを紹介して、TLAの自社ローンを利用するという流れになるのです。

TLAは1~2日で審査結果を出してくれました。

TLAで自社ローンの審査が通らない場合は保証人をつけたうえで他の保証会社を紹介してもらう形になります。

TLAの担当者とやり取りするときは、TLAスタッフの携帯電話でやり取りしますので、TLAからの着信は携帯電話番号です。

その携帯電話に折り返してもつながらなかったため、ホームページに記載されている会社電話番号に発信すると、スタッフのソフトバンク携帯へ転送されてしまいます。

その後もTLAから連絡がなく、ホームページに記載されている会社をみるとレンタルオフィスになっているため、なかなか接点がとれないように感じました。

TLAを利用する場合は、どの時間帯が営業時間なのかを確認したうえで取り引きすることをおすすめします。

その他の自社ローン取り扱い店舗

その他ではラビット堺泉北店では、自社ローンの支払回数が36回まで利用できます。

多くの自社ローンでは12回・24回という支払い回数なのに対して36回まで分割できることで、ゆとりをもって支払っていくことができますね。

カーライフグループでは、頭金なし!審査なし!で100%購入OKを推しにしています。

中古車の販売価格は相場よりかなり高めに設定されていますが、どうしても車を購入したいという方にはおすすめですし、支払回数は60回まで設定されていますので、月々の支払いが抑えられることは間違いありません。

4. まとめ

今回は、車の自社ローンを実際に利用した状況をご紹介しました。

ディーラー系の自動車ローン、銀行系の自動車ローン、一般のオートローンの審査が通らない方に自社ローンは強い味方になってくれるでしょう。

自社ローンを取り扱っている中古車販売店のホームページをみても、これまでに自社ローンを利用して中古車を購入された方がたくさんいらっしゃいます。

自社ローンはオートローンのように総支払額に利息はつかないのが原則ですが、その代わりに保証料や手数料が発生するため、実質オートローンで車を購入するより高くつきます。

また車両本体価格の設定が相場より高く設定している中古車販売店もみられます。

自社ローンの審査のときには保証人が必要なところは少ないですが、場合によっては保証人をつけてほしいと言ってくる中古車販売店があることを知っておいてください。

しかしローンの審査が通らない方にとって自社ローンを利用せざる得ませんので、計画的に支払いをしていく必要があるのです。

自社ローンの支払回数は12回・24回の設定をしているところが多いですが、中には最大60回まで分割にしてくれるところもありますので、複数の自社ローン取り扱い店舗を比較してください。

記事では実際の自社ローン取り扱い店舗とのやりとりを紹介しましたので、一例としてご覧いただければと思います。

自社ローンはオートローンより通りやすいことは間違いありませんが、必ずしも審査に合格するとは限りません。

今回の記事を参考に、自社ローンで中古車が購入できることを知っていただき、利用する場合は計画的な支払いができる中古車を選びましょう。

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